1  まず万引き容疑で逮捕

平成26年7月3日にある市議会議員が万引き容疑で山口県警山口南署に逮捕された。
逮捕されたのは山口市議会議員の澤田正之容疑者(60)。釣具店で釣りに使う浮き1点を万引きした容疑だという。澤田容疑者はあいまいな供述をしているようだ。
この澤田容疑者のブログがあるが、このブログを見ると釣りが趣味だったようだ。

澤田容疑者のブログ

趣味とはいえ、市議会議員が万引きとは・・・。
ところが澤田容疑者、これで終わりではなかった。

2 次に覚せい剤使用容疑で逮捕

澤田容疑者は、万引きで逮捕された次の日である7月4日、今度は覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。
この覚せい剤使用容疑については澤田容疑者は否認しているという。

3 なんと市議会議員に再選されたばかり

実は澤田容疑者は平成26年4月27日に投開票が行われた山口市議会議員選挙で当選したばかり。この選挙では1614票を得て当選している。

平成26年4月27日山口市議会議員選挙結果

澤田容疑者は、平成7年10月に合併前の小郡町議会議員選挙に初当選し、小郡町が山口市と合併するまで町議会議員を務める。合併後は一度落選するも、平成22年からは再度山口市議会議員に再選され、以降市議会議員を務めてきたという。
これまで5回も当選してきたようだが、ベテラン市議が万引きと覚せい剤使用容疑で逮捕されるとは信じがたい。

4 高齢者による覚せい剤使用事件の増加

警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課がまとめた

平成25年の薬物・銃器情勢

によると、高齢者の覚せい剤検挙者が確実に増えていることが分かる。

検挙者における割合
年齢層 平成9年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年
50才以上 8.1% 14.0% 14.8% 16.0% 18.0% 20.2%
40~49才 14.4% 26.4% 27.4% 29.3% 30.5% 31.4%
30~39才 27.2% 37.0% 36.1% 34.7% 33.5% 33.2%
20~29才 42.3% 20.4% 19.8% 18.5% 16.7% 14.0%
20才未満 8.1% 2.2% 1.9% 1.5% 1.3% 1.1%


このように、平成9年から見ると20才未満が約8分の1に激減しているにもかかわらず、50才以上は約2.5倍の増加となっている。人口比から見ても若年者の減少と高齢者の増加が顕著だ。
覚せい剤は一度使うとなかなか完全に抜けるのが難しいという。現在では新規の覚せい剤使用者が減っている一方、一度使ったことのある高齢者がやめられずに何度も使用し検挙されている実情がある。
澤田容疑者が過去に逮捕歴があるのかどうかは明らかではないが、複数回使用し続けていたとすれば有権者を欺き続けてきたことになる。選挙の前にも使用していたのだろうか。