3Dprinter

1 3Dプリンターでの銃器製造で初の逮捕

神奈川県警薬物銃器対策課では、銃刀法違反容疑で湘南工科大学職員を逮捕した。
この逮捕容疑がちょっと変わっている。最近実用的な価格に下がってきた3Dプリンターで銃器を製造したというものだ。
3Dプリンターで作られたということで、この銃器は樹脂製だった。しかし樹脂製ということとはうらはらに、実際の鑑定の結果、この銃器は殺傷能力があったことが判明したため逮捕に至った。

2 捜査のきっかけはYouTube

今回の逮捕に至ったきっかけは、居村容疑者が動画投稿サイト「YouTube」に拳銃らしきもので射撃をしている様子をアップロードしたことのようだ。
だれかが警察に通報したのだろうか。

3 3Dプリンターとは

そもそも3Dプリンターとは何だろうか。
プリンターといえば、一般的には紙に文字や写真を印刷する平面的なプリンターを想像するだろう。これに対し3Dプリンターとは、樹脂などで立体の構造物を製造できるプリンターをいう。CADデータなどを変換してプリンターに取り込み、立体物を造形する。
以前はかなり高価格のものだったが、技術革新により近時では10万円を切る価格のものも登場している。一般の人にも十分手の届く価格になってきているのだ。

4 3Dプリンターの表と裏

もちろん、3Dプリンターには社会にとってメリットもデメリットもある。
メリットは、試作物を簡単に作れたり、手術の練習として臓器モデルを造形できることだ。以前はかなり費用をかけて金型を製作する必要があったが、それがより低コストで短期間で制作することが可能になった。
デメリットとしては、何でも作れてしまうことだ。
実はインターネットには銃器の作成データなどがあふれている。こういったデータを取り込めば、だれでも簡単に銃器を模したものが作れてしまうのだ。アメリカなどでは、こういったデータを元に実際に銃器が作られている。
日本でも犯罪組織などによる製造が以前から懸念されていた。
もちろん日本でこういった銃器を作れば犯罪となり、今回のように警察の摘発対象になるので注意が必要だ。